最近は、各地で激しい雨や雷雨によって道路の冠水、河川の氾濫が頻繁に起きる事が当たり前になっています。熱帯地域のスコールの様な降り方で、局地的で、短時間に集中的に降るゲリラ豪雨により全国的に被害が続出しています。気候の長期変化傾向で、地球温暖化やヒートアイランド現象の影響が現れているそうで、今後もそれを前提とした防災や街づくりをしなければいけない状況にあるそうです。変化に対応していくしかない時代です。
日本は、人口減少もこれからずっと続く傾向で、これを前提とした暮らし方や働き方に変えなければいけない状況にもあります。美容室など、地域密着の実店舗の商売にとってそれは、とても大きな影響が現れてきます。求人における人手不足は既に始まり、顧客の減少にも及んでいます。今後その影響は、都市と地方の格差を更に生み、地方の農村部では存続の危機にまで及んでいきます。加えて、都市部から資本に物を言わせた出店が続々と現れていますから、地方の我々が、自店をどうしていくか考えた時、『限られた地域、人口の少ない田舎だから、老若男女幅広くターゲットとする集客をし続ける』のか『自店らしい明確なメッセージを発信し、それを好んで選んで来店される顧客を集客する』のかでは、やり方も変わりますし、費用も変わります。集客には、資本や財力が必要になりますが、全てではありません。限られた財力でも、今まで蓄積した人材力で補う方法もあります。人柄、社風、なんとも言えない人を惹きつける魅力。即行性は無いかも知れませんがリピート力、持続力では、一番力を発揮する集客です。
一人ひとりの個性があり、更にその店らしい社風を持っている素敵なサロンは、いつの時代、どんな時代でも輝いていけるものです。特に地域密着の美容業では、チーム力のあるマンパワーが求められている時代になっていると感じます。