30代の頃パニック障害になった事がありました。不安から生じた動悸や頻脈で、自分を抑制出来なくなる症状です。ある日の東京出張の帰り、新幹線車中で呼吸困難の様な感じになり、動悸が収まらず、じっとしていられなくなりました。不安が収まらず、途中の高崎駅で下車し、救急車を呼び病院に向かいました。病院では動悸も呼吸困難も落ち着き「大丈夫!心配ないですよ。」と帰されました。その後も幾度か同じ症状が出た時、地元の病院で診てもらいました。ぶっきらぼうな先生に「大丈夫!またなったら、喉元に指を入れ嘔吐する様にすれば直ぐ治る!」で、帰されました。それから、何回か気配が感じられた時、その言葉を頼りに実行すると収まり、やがて不安な気持ちや、その症状はいつの間にか出なくなり、現在に至っています。
様々な情報が飛び交い、錯綜するコロナ禍。エビデンスが有るとか、無いとか難しいです。しかし科学的、医学的な根拠より、相手を心配させない「大丈夫!なんとかなる!」の言葉が力になる場合もあります。
先が見えない世の中になってしまいました。誰しも不安です。しかし、心配し過ぎてもしょうがありません。「大丈夫なんとかなる!」の心の持ちの方。そしてやるべき事をやる。今後も慎重にマスク、うがい、手洗いをしっかり続ける。そうやって、この難局をみんなで乗り切っていきましょう!