W杯日本代表の初陣コートジボワール戦の6月15日、そんな日とは知らずエントリーした関川村up-downマラソンの開会式は午前8時30分、気もそぞろのままの参加です。種目は12キロ、重要文化財渡辺邸に隣接する関川村役場からのスタートは1000名規模、役場やボランティアの方々の運営がきちんとしたとても良い大会でした。スタート直後に突然現れた墓場を抜けると直に登り坂、周辺集落の方々の応援、山間あいののどかな景色は最高の環境なのに、いきなりの坂道で足はガクガクになりました。その後も緩やかな上り下りを繰返し、川沿いの土手を抜けなんとか完走となりました。
夕方、反省会と称した飲み会で、秋にトライアスロンに出場する先輩から、上り下りのコースを走る場合に必要なのは持久力と筋力。年齢と共に筋力は落ちるから、運動は欠かしてはいけない。長距離で体力を消耗し、その時に腹筋や背筋が無かったら、背中が丸い悪い姿勢になり、呼吸に負担を掛ける事で最後はバテる。だから、腹筋や背筋の運動を毎日必ず続けなさいと言われました。以前から、この話は何度も聞いていたのですが、実行していなかった私は最後、バテバテとなっていました。
解っていても、やらない事があります。それは後悔に繋がります。仕事もそうです。やればよいと解っていても、何もしないまま時を経てしまう事があります。それでは、経験が蓄積されません。人は経験によって気付かされ、工夫や研究で進化が生まれます。それで独自のものが生まれます。経過ではなく、経験によって考えさせられ、失敗や成功は活かされます。半年後、一年後、その蓄積された経験によって、良い成果は必ず表れます。4年後のそれを信じて日本代表も日々を積み重ねてきた筈です。監督やコーチの忠告を実践し、失敗や成功を体験して来た人達には、栄光は必ず訪れます。
知っているだけに留めずに、やってみる。言われた事は素直に実践してみる。そこから物事が始まり、その人やそのサロンの物語になるのだと思います。