翌日からお盆休みに入る前日、仕事を終え、墓参りを済ませてから、娘が観ていたFNSうたの夏まつりという番組を横目で見ながら、ダラダラと晩酌をしていました。4時間以上続いた番組で、私でも知っている昔のアイドルが出ていた処だけ少し口ずさめ、後はただ聞き流し状態でした。生放送で、しっかり聞かせる内容だったからでしょうか、最近の若い人は歌の上手い人が本当に多いと感じました。特にデュエットでハモっている場面は、とても気持ち良く感じるところが沢山ありました。上手い人が歌えば当然ですが、ハーモニーが加わるとその感動は更に何倍にも増幅されます。
何組かのそれらを聞いて、“目立たなくても、相手を引き立て、それでいながら全体を綺麗にまとめ上げる”これが、本当に実力のある人の仕事だと感じました。ハーモニーは、音階と和音に基づいていれば、いくらでもアレンジが出来るのだそうで、基本がしっかりしている人ならば、繰り返し聞き直し、しっくりしているか?変な音は入っていないか?の判断ができれば、細かい理論を知らなくてもその人独自の綺麗なハーモニーを創る事ができるのだそうです。
美容室の営業も、アシスタントを生かしながら、理想的な時間配分か?気持ちの良い流れになっているか?お客様の変化を引き出すイメージは伝えられたか?雰囲気や会話は楽しいか?など、全体を考えて仕事を進めなければいけません。もちろん細部の技術も大事ですが、全体の調和を計りながらヴィジョンを伝える。人間関係の基本がしっかりしている人は、どんな場面や役割でも、人を生かせ、輝かせる事ができます。そういう人が率いるチームは、しなやかでいて力強く、カッコイイものです。そういう調和の取れる、実力のある人に成りたいなあとあらためて感じるお盆でした。