異業種勉強会の月例会に参加した時、数年前に上越地域でシニア層向けのパソコン教室を立ち上げ、最近3つ目の教室を開講された女性社長さんの話しを伺いました。
70代の生徒さん大歓迎、最高齢者が82歳。HPのブログでは、各地の教室で開催されたお花見会、紅白パソコン合戦とやらのお楽しみ会、同居しているテナントにある料理教室での昼食会、楽しそうに生徒さん達が写っています。パソコン教室ですが、授業の内容やカリキュラムよりも、そちらに目が行き、気になってしまいます。何やってんだココ?本末転倒じゃない?と感じます。しかし、その社長さんによりますと「もちろん操作の説明や指導もしますが、それ以上に、教室の目的は人が集まり、仲間を作り、楽しく仲間と過ごす時間をつくる事。私たちがやっているのは居場所ビジネス。」なのだそうです。
認知症の人や介護に関わる人や家族が辛さ、大変さを含め、お互いの交流や情報交換を目的としている「認知症カフェ」もそうですが、何の為に今の仕事やサービスをしているのか?どこを工夫し、何に力を入れたら良いのか?を考えなければいけない事を教わりました。お客様との関わりは、価格やクーポンと違う所にも色々工夫しなければいけないとあらためて感じさせられました。