先日、年に一度の安全運転管理者講習会に参加してきました。全国的に年々死亡事故は右肩下がりに減っているそうですが、新潟県は昨年、一昨年ともに55名で変わらなかったそうです。死亡事故が減っているのは、ABSやエアバック等の車両自体の機能が向上し、命が守られているからなのだそうで、実際の事故件数は徐々に減ってきているものの一定数は発生しているのが実態という事です。その中で、新潟県は特に横断歩道の一時停止率が全国ワースト1位となり続けた事から、県をあげた啓発活動で、昨年は上位29位の49%まで上昇したそうですが、まだまだ全国1位の長野県の87%には遠く及んでいないので、これからも意識していくのだそうです。
今回の講習ではドライブレコーダーの記録映像が多く使われており、事故の瞬間の怖さが強く感じられました。講師は、運転とは「認知→予見→判断→操作の繰り返し」と何度も言われ、何となくドライブレコーダーが付いていると安心感がありますが、それはトラブル時の証拠にしかならないもので、やはり事故を起こさない、未然に防ぐのは、結局は人の意識との事でした。
美容の職場は相手がいつも人です。いつもと違う反応や状況に気付く事、それによってこれから起こるであろう事に対処しておく、常に人への関心を持ち続ける、その事がトラブルを未然に防いだり、回避に繋がることなのかなとも考えさせられました。