ある研修の事前課題で読んだ著書『よい会社をめざす!』の副題にある「自他を決しておとしめない生き方と経営」という言葉に出会いました。「他人を貶めてはいけない」は理解できたのですが、「自分を貶めない」とはどういう事なのだろうと考えながら、その研修に参加しました。
研修を主催している会では「自主・民主・連帯」の精神を大切にしています。その最初の言葉「自主」の意味を会長は次の様に語りました。この言葉を説明するのに、解りやすいと思うので「独立自尊」を使います。そこには「自助努力の考え」が練り込まれていて、逆の言葉にあたる「自己卑下」では、何も生まれません。「どうせ私なんか、努力しても無駄…」、そういう自助努力回避の言い訳をつくることにしかなりません。「自分を貶める」というのは、そういう言動というのです。これは自分だけでなく周囲にも影響を与えます。だから、そういう事は慎み、結果など気にせず、自分の意志を素直に表し、シンプルに前向きに行動する。つまり主体的に生きる!そんな生き方をこれからしていきたいと、年の瀬に改めて思いました。