西日本の広い範囲を襲い、犠牲者や行方不明者が200名を超した豪雨大災害。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご不明の方々の一刻も早い救出、被災された方々の一日も早い復旧を心より祈念いたします。
この災害の1か月前にも大阪府北部で、震度6弱の地震によって多くの方が犠牲となり、交通機関の麻痺など都心の脆弱性が露になりました。また最近では、群馬県や千葉県でも大きな地震が立て続けに起き、南海トラフや首都圏直下地震への心配が増幅されています。14年前の夏、弊社も水害に遭い、大変難儀をしたことがあり、その半年後に中越地震と立て続けに災害が起きた事を思い出しました。
先日の会合で、あるオーナーが右腕社員の寿退社の話をされました。「その事はおめでたいが、人手不足と求人難の中、経営にとっては痛手。良い時は一瞬、ほとんど経営は困難な時ばかりだ」と嘆かれ、調子が良い時や平時にこそ、現状に甘えず、まさかを想定し備えることが必要だと話されていました。
先の東日本大震災でも、多くの企業が苦境に陥りました。その事から、中小企業庁では、BCP(事業継続計画)の策定を推奨しています。まさかの時に、具体的にどう動くの?誰に助けを求める?連絡網はどうする?お金はどうする?など、具体的な準備や計画を書き記し、いざという時に行動に移せる様にしておく必要がある時代だと言っています。
災害が忘れる暇もなく頻繁に起こる時代です。人手の足りない時代です。備える事と守る事、繋がる事と発信する事、とても重要な時代と感じます。