「雑草という名の草はない」は、連続テレビ小説「らんまん」の主人公、植物博士の牧野富太郎(劇中:槙野万太郎)が残した言葉です。毎日は見れていないのですが、時間がある時は、“あいみょん”の主題歌と共に楽しんでいます。この言葉が気になりネットで調べてみました。
それによると、時代小説作家の山本周五郎が、若き編集者だった頃、植物博士の牧野氏にインタビューをした際、うっかり「雑草」と一括りの言い方をした際に「どんな植物にも固有の名前がある。それを無視して「雑草」「雑木林」などと人間にとって、要不要だけで分類するのは、おこがましい!」という思いの言葉だったそうです。それぞれの命への尊厳に対する思いが籠もった言葉だったと知りました。
弊社の経営理念の一節に「ひとり一人の美しい人生の実現を目指して…」があります。美容室が顧客を大切にするのは当たり前なのですが、働く人が犠牲になってもいけない。働く人も顧客も、互いの尊厳を大切に、それぞれ大切な人として、幸せな人生を送れる仕事でなければならない。その応援を私たちはする。そんな思いを込めた言葉だったことを思い出すきっかけになりました。