先月末で全都道府県の緊急事態宣言が解除され、人目をはばかること無く隣県出張に出かけた夜、WOWOWが無料視聴出来るビジネスホテルで、東京スカパラダイスオーケストラを見ました。キリン氷結のCMソングでのさかなクンとのコラボはじめ、色んなジャンルのボーカルとの様々な企画を次々に発信し、世界ツアーも成功させている、明るくカッコいいオジさん達のイメージでした。しかし、番組冒頭のインタビューでは、解散してもおかしくなかった試練、仲間の死や脱退を乗り越え、変化しながら活動し続け、現在の9人のチームになったことを知りました。番組のメインは、コロナ禍の規制の中でのコンサート。会場はマスク姿で間隔を空けながらも、盛り上がり踊る人達。しかし歓声や大声は一切無く、ファンは我慢しながら一緒に盛り上げステージをつくっている、そんな感覚にジーンと胸を打たれました。そのファンに向けて『真っ黒な夜空が、星灯りでだんだん青く見えてくるブルー。暗く辛い時から変わる、清々しい色の青。コロナ禍の辛い時代、共に生き、共に乗り越えている様なブルーの時』だから止めない、止まらない。
自分たちは、それぞれの思いや勝手な使命感で頑張っているだけ。共感してくれる目の前の人を元気にするだけ。だから続けてこれた、ただそれだけ…。やはりカッコいいオヤジ達でした。