賛否両論あった中、開催されたオリンピックとパラリンピックの期間、中断されていた大河ドラマ「晴天を衝け」が再開されました。徳川の世が終わり、武士の時代から、維新、明治の世となる大変化の時。時代の変化は一夜で綺麗に変わるのではなく、闘争、裏切り、寝返りと、やるせない気持ちと多くの犠牲と共に進むことが、ちょうど中断の時間の中で変わって行ったかの様な不思議な感覚がありました。
将来の国家の為、西欧の近代産業や文化に触れる為に国を離れていた者、各々の正義の立場で戦い、敗れ落ち延びた者。武士の美学では生き残っているのが、みっともない時代。しかし「生き残った奴は、何かをなす使命がある」と渋沢栄一の言葉。生きている限り、生きていれば新しい世のために出来ることはきっとある…。コロナ禍の厳しい時代。疲弊しながらも懸命に生き残りを模索する私たち。その中において、どんな業績であろうと、どんな状況であろうと、何がなんでも生き延びる。みっともないことなんてひとつも無い。
この先にある新しい世の中。その時代になる為に、あの苦しい時があったと言い切れる様に今を懸命に生きる。結果として、勝とうが負けようが、清々しく生きる。さぁみんなで、美しく生きていきましょう。