あるセミナーの初講で、講師が受講生に積極的に参加を促す為に、次の様な話をしました。
『どんな事にも成果は現れます。失敗であれ、成功であれ、事実は1つです。ただ、事実は1つでも、解釈は無限です。悪い結果も、視点を変えれば解決できます。チャレンジによって得た成果が失敗でも、その過程で経験した事を振り返り、その切っ掛けや途中の選択の誤りに気付け、改める事が出来るのです。その経過自体が貴方へのギフトになります。だから、小さなチャレンジを積み重ねて行きましょう!』
これを踏まえて始まったワークショップが、インプロビゼーション(即興寸劇)。ペアを組み、それぞれが社長役と社員役になり、交互に以下のやり取りを行いました。
社員「社長、大変です!」社長「どうした?」社員「こんな○〇の問題が起きてしまいました!」社長「それ、ちょうどいいじゃないか!」「△△しよう!」社員「さすが社長ですね!」という設定で、トラブルや問題を○〇に入れ、それを即興で△△の切り返しで問題解決をしようというモノです。
視点を変える為の、訓練なのですが、「ちょうどいい!」という言葉がとても印象的でした。視点を変える柔軟さは、肯定的に受け切る、それと向き合い、事実をしっかり認めたところから出来ていく事が認識でき、その上で、どんな状況でも無限の解釈が出来る自分をつくるため、日常の会話、やり取りを意識して行きたいと思いました。