ある会の例会で、水害の被災経験者として報告をする事になり、その打合せをしました。その際に、映画「シン・ゴジラ」の話題になり、まだ見たことが無かったので、蔦屋でDVDをレンタルし、なぜか立て続けに「Fukushima50」まで見てしまいました。「シン・ゴジラ」は空想特撮映画ですが、小さい頃に映画館で見た旧ゴジラの様なモスラやキングギドラとの闘いを描いたものではなく、虚構の世界ですが、日本政府が対峙する物語でした。一方のFukushima50は3・11福島第一原発事故のノンフィクション書籍を原作に、あのとき命懸けで対応した人達を描いた作品で、全く違うジャンルなのに見終わった後の感覚が同じだったのは不思議でした。どちらも、経験したことの無い想定外の事が自分の目の前に現れた時の、直面した人間の愚かさや、逆に立ち向かう底力が描かれていました。良い面、悪い面、人には両面があると思います。まさに今、世界中で起きているコロナ禍でみせている我々の言動、物事の進め方、決定の仕方、それに対する非難や反応など、現実でもそれがすごく露になっています。躊躇して、考えるだけで、非難する方に廻るのか、知恵を出し合い、人と協力して難局を乗り越える行動をするのか、今回のコロナ禍で焙り出されている人間模様が、それぞれの作品でも描かれていて、考えさせられる映画でした。今の自分は、どの登場人物だろう...
2月13日の夜、10年前を思い出させる規模の地震が、また東北で発生しました。3・11の余震とみられ、宮城・福島を中心に多くの被害が生じました。コロナ禍にあっても、自然の猛威は容赦なく襲ってきます。自然災害は何十年に一度しかこない訳でもありません。明日立て続けに起きるのかも知れません。例え、どんな状況下でも懸命に生き抜く、それしかないという事です。3月12日の金曜ロードショーで、地上波初の放送があるそうです。またあらためて「Fukushima50」を見たいと思います。