月に一度隣県山形に出張に出掛けています。晩御飯をホテルのレストランで取っていた時、地元のローカルニュースで酒田市の清水屋が明日閉店し75年の歴史に幕を閉じると知りました。かつて地元の中心市街地で、各種ブランド店を揃えた総合百貨店として賑わった老舗。時代の流れとコロナ禍の現実を感じました。
しかし翌日、訪問先の美容室オーナーから、鶴岡市には嘉永5年(1852年)創業鶴岡市の老舗ミニデパート南銀座池田があって、頑張っていることを聞かされました。客層は徹底した地元密着。進入学時には制服、花火大会前は浴衣、得意分野は寝具関係。イベント時には、こんなにもスタッフ居たのかなと思うほどの人数が、他のフロアから応援が入り、一点集中に盛り上げているのだそうです。未だ3階には食堂という言い方が合っているレストランも健在でした。
「誰に何をどう売るのか、決めれるのは店(会社)です」これは、好きなことだけを仕事にする経営を行うスノーピーク山井会長の言葉です。やり方は色々あります。生き残り方も色々あります。コロナ禍だろうが何だろうが、各々それぞれで頑張って参りましょう!