村上市の老舗割烹料亭の若旦那とお話しする機会がありました。自分の代になり、新たな事業としてネット通販も始め、おせち、塩引き鮭と時季的に需要は、それなりにあるそうです。でも、不特定多数の何処かの誰かに発信するより、最近は来店されたお客様のお土産や、お遣いものに御利用頂く物販に注力をし、業績向上に繋げているのだそうです。自店の評判を聞き、あるいは紹介で来店頂いたお客様は、味や接客を気に入って頂けると、リピートして頂けます。固定に繋がるお客様にこそ、積極的にご満足頂く為に物販のアプローチをしっかりする。それこそが、固定客づくりに繋がり大切な事と、つくづく感じているのだそうです。
美容室で言い変えるなら、来店頂いたお客様にしっかり施術や接客をし、気に入って頂いたヘアスタイルを保つ為に、お店はヘアケア製品をしっかりお薦めし、買って帰って頂く。そうすることで、お客様自身が悩みを相談しやすくなり、次のスタイルチェンジのアドバイスを受けるために、再来店して頂くことに繋がる。この好循環を作ることが固定客づくり、集客にとって大切と言うことです。
不特定多数、誰でもよいからSNSで、いいねを貰い、人気店を目指したり、インスタで自慢のスタイルを発信する以上に、既存のお客様に対し、今一度しっかりカウンセリングやホームケアのお薦めを徹底することの方が、固定客づくりリには大切なことだと気付かされたお話でした。