1月に万代にオープンしたNGT48劇場を始めとする、AKBグループのプロデューサー秋元康氏が、昨年10月に開催された新経済サミットで、小山薫堂氏と対談した際に語った、自身のヒットのポイントの抜粋をFBで読みました。
会議をやればやるほど、僕がこの一品で勝負しようと思っても、「肉を食べられない人にどうする?」「お魚食べられない人どうする?」となると結局幕の内弁当になる。『 でも、これ記憶に残らない。今まで食べた幕の内弁当で一番うまかったものは覚えてないけど、ウナギ弁当とか、釜飯とか、カレーとかは覚てるじゃないですか!』が目に留まり、けして1000円カットやカラー専門店がいいと思っていませんが、美容室でも全ての客層を対象にし、誰でも彼でも、なんでもかんでも取り揃えて頑張っても、かえって中途半端になり、印象が薄れ、逆効果になる事があるのかと考えさせられました。 更に、『“あの”がつかなきゃいけないという事です。ほら“あの”秋葉原でいっぱいいるグループ。それがAKBだったり。 様々なビジネスで注目されるのは、「あのサービス」とか「あの会社」とか、やっぱり言われます。』貴店にとっての“あの”が何なのか、技術?接客?雰囲気?それとも社員?確認してみましょう。
確かに、超過当競争下では、積極的にアピールするのは重要でしょうが、すべて人の手によって対応するのが美容室ですから、アピールした事が、実際に訪れた時にお店でちゃんとしてもらえなかった印象がお客様に残れば、次回の来店はなくなります。“これだけはする”をハッキリさせ“欲張らずに深掘りする”事が大切な時と感じます。