この度の平成28年熊本地震の被害に遭われた方々におかれましては、心からお見舞い申し上げます。
 あの東日本大震災から5年の年月が経過した今、また大変な災害が起きました。我々の地域においては、2007年の中越沖地震、2004年の中越地震と大きな災害を経験し、弊社も同じ2004年7月に水害での被災をしました。今回の地震の壮絶な被害状況をTV報道で目にすると本当に心がいたみます。亡くなられた方々にお悔やみを申し上げると共に、負傷された方々の一日も早い回復、一刻も早い地域の復興を心よりお祈りいたします。
現地の混乱は計り知れない中、今現在何も力に成れていない私が口にするのもおこがましいですが、報道を見る限り、被災経験のあった自治体などの各地からの支援体制が、迅速で的確に行われている様に感じます。支援物資の要、不要品の分別指示、受入れる事、断る事の明確化、経験したからできる行為なのかと感じます。特に、プライバシーが確保しにくい避難所での着替えや授乳の場所確保の為の段ボール簡易更衣室などの送付は、避難所生活を経験した人たちの要望から生まれた物と知り、本当に役立てる様にとの気持ちが感じられます。
本当は経験したくなかった事でも、過去に起きた出来事を共有し、それを教訓にしていると、次に起きたトラブルの時の対処が変わってきます。災害に限らず、次に何かあった時に、素早く対処し、少しでも被害を少なくする為に、私たちは日常での失敗、仕事上でのトラブルをも、次世代の為にも、共有しておく必要がある事をあらためて教訓としたいと思います。